二重整形といえば、メスを使ってまぶたを切り開き縫合する切開法が一般的でしたが、近年はまぶたの中に糸を通して固定する埋没法が主流になってきました。
埋没法が広まっていった理由は、切開しないことによるダウンタイムの短さと、費用の安さが大きな理由です。手軽にできるプチ整形として、美容系の雑誌やメディアでもたくさんの情報が掲載されました。
ただ、いくら手軽といっても、自分の身体に人工的な処置をする整形の一種であることには変わりません。正しい知識を持って、より理想の二重に近づけるようにしたいものです。以下では大きく4つの項目に分けて、埋没法に関する情報をまとめてみました。
二重整形の一種である埋没法(まいぼつほう)は、まぶたを切らずに、針を使って細い糸を通して固定する整形手術のことです。
まぶたの皮と筋肉や軟骨を結びつけることで、人工的に二重を作り出すことができるのです。これまで一般的だったメスを使った切開法と比べ、腫れやダウンタイムが少ない事から、幅広い年代で流行りのプチ整形となっています。
また、ひとくちに埋没法と言っても、方法によって細かい以下のような違いがあります。
二重整形として一般的だった「切開法」に比べ、切らずに二重になれる埋没法は多くの人々に選ばれています。
施術方法として切るか切らないかの違いと、それによって持続期間(強度)やダウンタイムが違ってきます。
埋没法は、糸を留める箇所の数(点数)によって、費用や強度が変わってきます。
ただ、点数を増やせばそれでいいという事でもなく、糸が皮膚内にたくさんある事でゴワゴワする恐れがあったり、感染症の恐れが強まったりとリスクも抱える事になります。
また、それぞれ下記のように、腫れと強度におけるメリットとデメリットが背中合わせになっています。
費用については、2~3点留めであれば必要に応じて切り替え、費用の増減は無しといったクリニックから、点数が増えるほど費用がかさんでしまうところがあるようです。
ただ、1点~2点留めであっても、何十年と維持できている方もいます。これは医師の技術や、クリニックで行われている糸の留め方によって大きな違いがでます。口コミやカウンセリングを上手に活用し、自分に合った埋没法が受けられるようにしましょう。
埋没法で使用される糸は、基本的に医療用の極細タイプが用いられます。特徴として非常に細いものであり、その直径は髪の毛よりも細いと言われています。
また、体内に吸収されるということは無く、留めた部分がはずれない限りは生涯身体に残るのです。
特定のものを使わなければならないというルールは存在しないので、使用する糸はクリニックによって異なることがあります。
埋没法は決まったやり方が存在しない施術法なので、クリニックによって方法が異なります。
1点留めの施術を推しているクリニックもあれば、3点留めの施術が一番だと言っているクリニックもあり、どれが良い、悪いという事を決められるわけではありません。
一度カウンセリングを受けてみて、自分の要望を聞き入れてくれて、本当に合った二重にしてくれると感じた医師にお願いするのが大切です。
クリニックによっては、目の下の脂肪(膨らみ)を取る脱脂法と組み合わせて行われるプランもあります。
埋没法の弱点として、切開法と比べ糸が取れてしまうリスクが挙げられます。その弱点を克服する為に行われるのが、まぶたの脂肪取りである脱脂法との組み合わせなのです。
埋没法と脱脂法の組み合わせについては、こちらのページでより詳しく解説しています。
まぶたを切って縫合する切開法は、半永久の効果があるといわれていますが、埋没法は人によって持続期間が大きく異なります。
なんらかの原因があって施術後すぐに取れてしまった方や、15年近く埋没法が持続している方までおられるようです。
埋没法に限らず、美容整形は医師の技術が結果に大きく左右されます。クリニックによっては経験の少ない医師や、二重整形が専門外の医師が施術を担当する事もあるそうで、そういった方々はやはり二重整形のプロフェッショナルと比べると見劣りしてしまう部分があるでしょう。
人によってまぶたが厚い方や、まぶたの脂肪が多い方がいます。その分まぶたが重くなってしまい、糸が支えきれずとれてしまう事があります。
上記にある体質の話とも関連しますが、まぶたが厚い・重いといった場合は、それ相応に留め数を増やしてより強固にする場合があります。逆にまぶたをきちんと支え切れる留め数でない場合、その分取れやすくなってしまう事が考えられます。
埋没法は、特に何歳からという決まり事は設けられていません。
よほど特殊な場合を除き医師の見解や判断に任せられますが、中学生や高校生でも埋没法を受ける方は一定数いるようです。
大手美容クリニックである高須クリニック院長の高須幹弥先生のブログでは、以下のような内容が掲載されています。
”ときどき、「まだ成長段階なので、手術しても大丈夫なのか?」と心配する方もいらっしゃいますが、顔の成長はまぶたに関しては10~12歳で大分止まっていますので、ちゃんとした手術をすれば特に問題はありません。”
【引用元】Dr.高須幹弥の美容整形講座
http://www.takasu.co.jp/topics/column/beauty/06.html
ただ、しっかりした運営体制をとっている美容クリニックでは、未成年が施術を受ける場合親の同意が必須となります。
二重の種類は、大きく2種類に分けられます。
それぞれ見分け方や特徴が異なりますので、理想の二重を目指す為にもぜひ読んでみてください。
目頭から目尻にかけて、徐々に二重の幅が広がっていくのが末広型二重の特徴。
ラインが狭まることで、俗にいう奥二重になります。大きく印象を変えずに可愛らしい二重が実現できると人気です。
また、日本人の顔によくマッチすると言われている二重であり、自然で万人受けする形となっています。
芸能人で末広型二重の方を挙げてみましょう。
共通して言えるのは、かなり多くの方が20代~30代向けの化粧品広告に出演されていますよね。
20~30代男性に人気の女性芸能人としてもよく知られています。カワイイ目元を目指すなら、末広型の二重を目指してみるのはいかがでしょうか。
ノーメイクでもほどほどに目が大きく見えるのが、幅を狭くした平行型二重の特徴です。
西洋人種のような迫力のある目になるので、ハーフ感のある美しい目元を実現することができます。
平行型二重にするためには、埋没法だけでは難しい場合があり、状況によっては切開法を用いる必要があります。
また、生まれつき平行二重の日本人は、全体では30%程度しか居ないとされています。
芸能人で平行型二重の方を挙げてみましょう。
共通して言えるのは、多くの方が女性向けモデル雑誌で大活躍されているという事。
テレビ番組で穏やかな話し方をされている方も、撮影された写真を見ると驚くほど大人っぽく、印象が様変わりします。
平行型二重は、もともと日本人に少ない二重なこともあって、周囲の目を引く事ができます。大人っぽい目元を目指すなら、平行型二重を目指してみては?
切らないとはいえ、針をまぶたに通すのが埋没法。
施術では必ず麻酔が行われる為、基本的に痛みは麻酔時の注射で少々チクリとするだけで済みます。また、麻酔注射の痛みを和らげるために麻酔クリーム等を塗るクリニックもあるようです。
埋没法では、クリニックや医師によって麻酔の種類が異なります。多くの場合は意識を失わない局所麻酔が行われますが、クリニックによっては麻酔薬に腫れを抑える成分をブレンドしているところもあるようです。
埋没法は切らない施術として有名な二重整形ですが、針を肌の中に通す以上、血管を傷つけてしまう恐れは避けられません。
内出血は、肌の内側で血管から出血して表面に浮き出るものなので、ある程度は仕方ないものと考えたほうが良いでしょう。
とはいっても、埋没法での内出血は珍しい事ではなく、長くても1~2週間程度で治まることが多いようです。
埋没法は、切開法と比べまぶたに与える負担がとても少ない為、腫れは最小限に抑えることができます。
しかし、医師の技術や施術中の埋め直しなど、様々な要因によって腫れの程度は異なってきます。
切開法と比べ腫れが少ないとは言っても、針を刺す以上どうしても若干の痛みや腫れは伴ってしまいます。
手術後はできるだけ患部を冷やすように心がけ、しばらく安静にしている事が大切。間違っても当日お風呂に使ったり、お酒を飲んでしまうと血行が良くなり、余計に腫れが酷くなってしまうのでNGです。
術後~1ヶ月あたりであれば、腫れが引ききっておらず、埋没法が完成していない状態です。もうしばらく様子を見てからクリニックに相談してみましょう。
一般的には、糸が馴染んで腫れが引き、埋没法が完成するのに必要な期間として2ヶ月~3ヶ月かかると言われています。
腫れや痛みが治まり、埋没法ははじめて完成したと言えます。
しかし、美容整形は魔法ではないので自分の希望ピッタリの仕上がりにならなかったり、思っていたのと違う仕上がりになることもあるでしょう。
そんな時、埋没法は切開法に比べ再手術のハードルがかなり低いと言えます。医師のセンスが気に入らないなら、他のクリニックに頼む(他院修正)という手もあります。
埋没法を受けたけど、やっぱりやめたくなった場合は、糸を抜いてしまえばほとんど元通りにする事が可能です。
美容整形において、埋没法は費用や身体的な負担が少ないことから初心者向けと言われています。
しかし、はじめての美容整形では罪悪感や後悔の気持ちが湧き上がってくることもあるでしょう。嫌だと感じたら、無理せず医師に抜糸の相談をするようにしましょう。
ごくまれに、埋没法を行った後、まぶたに固定した糸が取れてしまう方がいます。
原因としては、下記のものが考えられます。
上記の糸が取れる原因に伴って、埋没法の糸が取れやすいのは下記のような方です。
埋没法を行っているクリニックは、東京都内だけでも200以上に及びます。(2017年9月時点)
どうやって良いクリニックを選ぶかですが、大切なのは実際に行った人の声をよく見る事と、極端に高い金額にならないかを確認する事。
HPや広告では、いくらでも技術の高さや実績をアピールすることができます。これはあくまで主観的な情報であり、実際に行ってみた人の感想を見てみない限り実情はわかりません。
また、高いお金を払ったからといって、その人が必ず成功するわけではありません。大切なのは本当にキレイになりたい人を応援してくれるかどうか。これは費用面にも必ず現れるはずです。
安いところだと2点留めの両目で20,000円前後、高いところでは120,000円前後のところまであり、上下が激しいのが実情です。
東京都内にある主要クリニックで埋没法にかかる費用については、次のページでまとめていますのでチェックしてみてください。
また、費用が異なるその理由について説明していきます。
まず一つ目に、「広告費」が理由として挙げられます。
多くの美容クリニックでは、煌びやかなモデルや芸能人を起用したTVCMや大型看板など、集客する為に多大な広告費をかけています。
広告費を多くかける分、どこかでその費用を回収する必要があり、クリニックによっては手術の費用などに上乗せしている事も考えられるでしょう。
また、クリニックごとに人気の医師は一定数存在します。ブランディングの一貫として、高い料金を設定しているクリニックも一定数存在するのが実情です。
つまり、埋没法の費用は必ずしも安かろう悪かろうではないということ。
逆も然り、平均より高い費用を払ったとしても。より良い施術が受けられるわけではないということです。
埋没法は健康保険適用外の自由診療であり、クリニックごとに自由な料金設定ができることも、上記の様に費用が異なる理由として挙げられます。
しかし、例外として眼瞼下垂の治療が挙げられます。眼瞼下垂は目の筋肉が弱まることによって上まぶたが下がってきてしまう病気。
埋没法は、その治療法のひとつとして認められており、健康保険が適用となるパターンがあるのです。
埋没法を受ける際、理想の二重を実現する為に一番重要と言っても過言ではないのが、カウンセリングです。
担当の医師にきちんと自分の要望を伝えられるかどうかは、施術結果の満足度に直結します。
また、医師のアドバイスを素直に聞き入れる姿勢も同じくらい大切です。
美容クリニックの医師は、その道のプロフェッショナル。あなたにどんな二重が合うか、専門的な観点から意見を述べてくれることでしょう。
自分の理想と他人から見たバランスに上手く折り合いをつけ、納得できる二重になれるよう話し合いを進めてくださいね。
プチ整形とは言っても、立派な美容整形の一種である埋没法。初めてなら不安になるのは当然です。
何がどんな順番で行われるかを知っておくことで、いくらか気持ちを楽にすることができるでしょう。順を追って紹介します。
埋没法は切らないとは言っても針を刺すことになるので、麻酔は必ず行われます。
多くの場合は局所麻酔(眠らずに身体の一部だけを麻痺させる麻酔)が採用され、注射を用いてまぶたに直接麻酔薬を注入します。
この際、若干の痛みがありますが、美容クリニックで使われている麻酔の注射は多くが痛みを少なくできるよう設計された極細のものが採用されていますので、さほど怖がる必要はありません。
埋没法の施術に入っていきます。局所麻酔では意識を失うことが無いので、触られている感覚は残りますが、麻酔がきちんと効いていれば痛みを感じることはありません。
実際に行った方のブログや口コミを見てみても、大抵は20分程度で施術が終わり、施術中も医師や看護師さんと和やかにお話していればすぐに終わったという声が多く見られます。
少しの間クリニックで休んで、その日のうちに帰宅できることがほとんどです。
埋没法はなんといっても、そのダウンタイムの短さが魅力。施術後は若干の腫れがあり、しばらくはいくらかの行動に制限がかかりますが、当日はサングラスを用意しておけば周囲の目も気にならずに帰宅することができます。
埋没法の施術が終わった後、いくつか知っておきたい注意点があります。医師の指示をきちんと効くのはもちろんですが、最低限下記のルールは守っておくことをオススメします。
運動をしたりして血行が良くなってしまうと、腫れが悪化してしまいます。
普段からジム通いやスポーツをしている方は、必ず施術後に医師の判断を仰ぎ、いつ頃から運動を再開しても良いかを確認しておきましょう。
アルコールの摂取も、血行を促進して腫れを悪化させる可能性があります。
普段からお酒をよく飲む方も、施術後しばらくは綺麗な二重になるためにグッと堪えましょう…!
入浴も腫れを悪化させる原因のひとつとなり得ます。
埋没法であれば翌日から洗顔やコンタクト等が可能になることがほとんどですが、体質や腫れの状況にもよるので、医師の確認をとった上で徐々に行っていきましょう。
埋没法は手術のひとつです。針を通した傷口から細菌が入り、感染症の恐れは無きにしも非ずです。
医師から抗生物質を処方されますが、きちんと用法・用量を守って飲むようにしましょう!
埋没法を受けた後に怖いのが”整形バレ”です。
まだまだ日本には美容整形が一般的な事だと認識されきっておらず、人によってはあまり良い印象を抱かない方もいるでしょう。
しかし、事前にある程度対策を打っておくことで、自然に、バレない二重整形を実現することは可能です。起こり得る状況を想定した具体例をまとめましたので、是非メモをとっておいてください。
断トツで使える整形バレ防止として「眼鏡をかける」「前髪をおろす」事が挙げられますが、埋没法を受けていきなり実行に移すとどうなるでしょうか?
あまりにもいきなり過ぎると、他人の目線が埋没法を受けた目元に集中してしまうのです。急な変化があったことにより、整形バレの可能性は格段に上がってしまいます。
重要なのは、事前に仕込んでおくこと。具体的には埋没法を受ける1ヶ月程度前には眼鏡女子への移行を済ませておくのが無難です。また、前髪もおろし気味のスタイルをいくつか用意しておくと良いでしょう。
整形を受けた事をカモフラージュできるよう、周囲に印象を刷り込んでおく事が大切です。
自分が思っている以上に、他人は人の事をよく見ているものです。埋没法を受けた後、上記のような質問が飛んでくる可能性は十分にあります。
用意しておく言い訳は、可能な限り自然で、違和感が無いものをセレクトしておくのがベスト。
管理人が胸を張っておすすめする2パターンは「逆さまつ毛の治療をした」と「アイシャドーを変えた」です。
ひとつ目の「逆さまつ毛の治療」は、二重にしてまつ毛が角膜につかないようにする治療を行ったと言いきってしまう方法。一気に美容整形をした感じが無くなり、あくまで治療の為に行ったというアピールができます。
ふたつ目の「アイシャドー変えた」は、埋没法を受ける前から徐々に変えておけば自然に浸透させることができるのでオススメです。
まわりにバレないテクニックとして、さらに実践的な内容を別のページでも紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
埋没法を受ける前に気になる事は盛りだくさんですが、受けた後はどうなるのか気になりますよね。
実際に受けた方々のブログには、痛みや腫れの状況が写真つきでわかりやすく掲載されており、リアルな感想が見られるので非常に参考となります。
どこのクリニックで受けたかも載せている方がいるので、クリニック選びの参考にするのもアリですね。
>>埋没法を受けた方のブログを経過期間別にまとめて紹介しています
実際に埋没法を受けた方がネット上に投稿された口コミを集めてみました。
成功したパターンと、そうでないパターンに分けて掲載。どうすれば成功したのか?逆になぜ失敗してしまったのか?先輩たちの口コミから、成功パターンをきちんと理解しておきましょう。
Copyright © 腫れない!二重埋没法クリニックNavi All Rights Reserved.